スクーリングメモ — 環境デザイン Ⅰ-3 立体表現

5.29–5.30の二日間のスクーリングでルイス・カーンのフィッシャー邸の1/100模型をつくりました。2日間はあっという間で、あとの方に行くほど時間が足りなくなりました。以下に制作作業で気づいたことや気をつけたことなどを備忘録も兼ねてまとめます。
コンタの制作
- 図面を貼るときはスプレーのりは55番をかるく振りかける。プシュッと一吹き程度で十分。かけすぎるとベタベタになる。
- 等高線は細かい違いを気にせず、途中で迷ったりせず、サーッと切るとスムーズに切れる。
- 各段に番号を予め振って、間違えないようにする
- 12段目前後のところは切るところを間違えやすいので、どこを切るべきかしっかり確認する
- スチレンボードを貼り付けるのはスチのりよりもテープのりがはやくてきれいにできる
- 全部の段を一遍に積むとずれやすいので、3分の1ずつに分けて積んで、最後に組み立てると積みやすい
- 位置合わせはもともとのスチレンボードがどうなってたかを思い出して合わせる。2枚のスチレンボードから材料を切り出して、それを交互に積んでるので、一枚とばしたボートと切り口が揃ってればきれいに積める
- 手順書にある24mm幅で作るスチレンボードの土台はいらない、作らなくていい
- 1/200のコンタを作る時に余った発泡スチロールを土台にすると安定する。特に家の模型が乗るところは面が大きいのでしっかり支えるとよい
模型の制作
- 模型はとにかく時間がかかるし、細かい作業が多いので、手順書を先読みして全体感をもって取り組む
- バルサ材をスチレンペーパーに貼るときに、バルサの幅が壁一枚分を覆うように調整して置くと仕上がりが綺麗(できるだけ1枚の壁を2枚のバルサ材でつくらない)
- 窓をくり抜くときはできるだけ一回で完全に切り抜けるようにする。丁寧に、自信を持って大胆に切る。(カッターは止まるときれいに切れない)
- バルサ材の筋と直行する方向は特に切りにくいので、力をしっかり入れる
- カッターは躊躇せずどんどん折って切味を保つ。黑刃を用意しておく。
- ほんの少しの誤差でも、蓄積すると大きな誤差になるので、0.1mmのズレにも注意する
- 壁は平面図の糊代より少しだけ薄い。なので図面通りに作ってしまうと床スラブと壁の間に隙間ができてしまう。なので、必要に応じて壁を0.5mmか1mm切断して調整する。
- 1枚残しをしたとき、基礎部分が0.5mmほど余るので、丁寧に切るときれいに合わせられる
- 屋根から暖炉用の穴を切り出すのに半円を切るときはカッターを固定してスチレンボードを回転させると切りやすい。(ミシンで縫い物をするイメージ)
- 外階段はまず9mm幅の長い帯にスチレンペーパーを切る。そこから2mmずつ長さを減らして(増やしてもいい)材料を切り出す
- 外階段は3分の1ずつ積んで、横からスチのりを一遍に塗り込むように接着する
植栽
- 自分は時間ぎりぎりになってしまい、最後の10分で焦ってつくったので、かなりしょぼくなってしまった
- 幸運にも1/100の人形はたまたまADストアで見つけたのを買ってあったので時間の節約になった
- 中から見た風景なども想像しながらもっと樹木を植えたり、工夫したかった
以上。
おまけ
僕が作ったやつを参考までに貼っておきます。コンタや建物は精度良くできましたが、植栽がなんともショボいものになってしまいました。